Analyticsを使ってサイト改善 自然検索の分析と対策②

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自然検索での基本についての記事を前回は書かせていただきましたが、アナリティクスでどこをみれば分析と対策の案が出来るのかということに関してまとめましたので見てもらえると嬉しいです!

分析の肝はサイトに入る前と後

自然検索の分析にはサイトに入る前と後で分けることができます。

サイトに入る前は

  • 検索数:どれくらい検索されたか
  • 検索順位:検索した際に何位にあるか
  • サイト流入数:どれくらいのアクセスがあったか

サイトに入った後は

  • 直帰率:他のページに遷移せずに離脱した確率
  • コンバージョン率:アクセスの内、目標をクリアした確率

が大切となります。

サイトに入る前を分析と改善

アナリティクスを使ってどのように自然検索で流入しているのかを分析します。

Analytics > 集客 > 検索エンジン最適化 > 検索クエリ 

期間などはそれぞれで設定をしてみてください。

この設定でユーザーが検索経由で何のキーワードから流入しているのかを見ることが出来ます。現在の数値を把握して、増やせるとしたらどのキーワードが伸びしろがあるのかを分析します。

増やせる見込みがあるキーワードはそれなりに検索ボリュームのあるキーワードにするべきです。

現在1位の検索順位だったとしても検索ボリュームが元々少ないキーワードであれば伸びしろも少ないですし、1ページ目にあるからと言ってアップを目指しても対して検索ボリュームの少ないキーワードであれば対策は後回しにするべきです。

検索ボリュームの調べ方にはいくつか方法がありますのでぜひ見てみると今後の運用の参考になります。

■Googleキーワードプランナー:https://adwords.google.co.jp/keywordplanner

■Yahooキーワードアドバイスツール:http://promotionalads.yahoo.co.jp/online/startnavi/ss/ss_navi14.html

■aramakijake.jp:http://aramakijake.jp/ ←意外と一番おすすめ

こんな感じでキーワードを入力すれば、順位ごとの想定流入数を知ることが出来ます。

アナリティクスで流入キーワードを調べて(分析)、ボリュームの大きそうなキーワードのコンテンツを増やしたり、ランディングページを改善したり、ページ速度を上げたりする(改善)ができます。

余談ですがアナリティクスで検索クエリを見た際に(not set)や(not provided)と出ることがあるので簡単に解説します。

(not set)もしくは(未設定)とは

これはGoogleがデータを取りたかったけど取れなかったデータを指します。

ユーザーの状況になどにもよると思いますが、主にキーワードが引き継げなかったり、サイトに訪問したけどリダイレクトしてページに訪問してきたユーザーなどを指します。おそらく母数的にはそこまで多くないと思いますので、自然検索では基本的には無視してOKです。

もしくは広告媒体の応じてURL生成ツールをそれぞれ設定すれば各流入元が振り分けられるようになります。

 

(not provided)とは

こちらはGoogleはデータを取れたけど、母数が少なすぎて個人を特定出来ちゃうかもしれないキーワードなどが当てはまっていてGoogleが開示をしてくれないデータのことを指します。

URLの部分を見てみると緑色で「http://~」ではなく「http://~」となっているのがわかると思います。これがSSL対応というもので簡単にいうとユーザーのセキュリティ強化です。

Google(2013年9月〜)、Yahoo!検索(2015年8月〜)でSSLへの対応が行われました。2015年9月時点で、日本でこの2つの検索エンジンを使っている人の割合は94%です。ただ、Yahooはまだ完全対応はしておらず、もし見れなくなるとしたらかなりの検索クエリが見えないことになるかもしれないと考えると怖いですね。

検索クエリが見えなくなるとどういう検索クエリで流入しているのかわかりませんし、リスティングキーワード設定時のヒントもわからないということがあります。

対策として100%見れるわけでは無いのですが、GoogleSearchConsoleに登録してアナリティクスと連携すれば2ヶ月分だけGoogleの検索クエリは見れるようになります。YahooがSSL対応を完了したらYahoo分は見ることは出来ないです。そのため定期的なチェックとダウンロードが必要です。

まあ、アナリティクスも検索も無料のツールなのでみれないことに文句をいうのはわがままかもしれませんね。

サイトに入った後を分析と改善

サイトに入ったあとにまず見ていただきたいのは流入数と直帰率です。

アナリティクスでキーワードごとの流入数と直帰率を調べるにはこちらになります。

Analytics > レポート > 行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ >プライマリディメンションをプルダウンで集客▶キーワード

 

 アナリティクス_検索キーワード_直帰率

直帰率の改善に関してはこちらの記事を参照ください!

ページの直帰率が80%をオーバーしているようであれば、ページもしくは流入先もしくはアナリティクスの設定上に誤りがあると思います。

また、上記の検索内容からコンバージョン率も見ることができるのでコンバージョン率が高い検索キーワードを見つけることができます。

これがリスティングを実施する上での宝さがしです!競合も少ないことも多いのでここは必見です!

また、検索数が多くなると同じようなカテゴリのキーワードで流入がされるケースも少なくありません。いちいち見ていたらキリがないのでアドバンスセグメントの設定をしてPDCAのスピードを上げることをおすすめします。

アドバンスセグメントの設定:http://www.h-nanae.com/analytics/googleanalytics/entry-64.html

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