
今までのシリーズでは、目標の設定、KPIの設定、おすすめのセグメントをご紹介させていただきました。今回からは実際にAnalyticsを用いて分析と実際に考えうる対策に関しての記事を書かせていただきます。
今回は自然検索経由のアクセスについてです。
ネットマーケティングにそこまで詳しく無い方でもSEO(Search Engine Optimization)という言葉は聞いたことがあると思います。いわゆるGoogleやYahooから検索して上位に来るような対策のことをさします。
商品を探すとき、何かを知りたいとき、大抵はGoogleかYahooの検索窓から[ブルーレイレコーダー おすすめ]とか[Analytics 使い方]などで探しますよね。
検索ということが重要視されている理由は一つ大きな要素があります。
それはユーザーが能動的に探しているという点です。
ディスプレイ広告の様に、衝動的にCVするというよりも自分で興味があるものに対してのCVになるので一般的にはコンバージョンがし易いといえます。また、検索での流入元が限られているという点も特徴的です。
SEOの基本知識
SEOに関する詳しい内容に関しては、他にも色々本やらブログやらあるのでそちらを見ていただいた方がいいかと思いますので、今回はさわりだけご紹介をします。
AnalyticsからのSEO対策には大きく分けて3つの要素があります。
検索順位
検索をした際に、その特定のキーワードにで何位に出てくるのかですね。当然ながらというか、やはり検索順位が高いほうがクリック率が高く流入数も上がる形になります。

引用:http://www.seoaxis.com/seonews/2008/11/post_17.html
そのため、検索順位の向上を目指すのは大切なポイントになります。
それこそSEO対策になりますが、その辺は他のブログや本を御覧頂いた方がよいです。大きく「良質なコンテンツ」と「良質なサイトからのリンク」が一応ポイントです。
僕がSEOで見ているブログはバズ部、SEO HACKSのブログなどです、とくにSEO HACKSを運用しているナイル株式会社(旧:ヴォラーレ株式会社)が出している「10年使えるSEOの基本」という本は分かりやすくておすすめです!
ディスクリプション(検索結果の説明文)
言葉より見たほうが早いです。
検索をした際に表示されるテキストの部分になります。
この赤枠の部分になります。
ここの部分をディスクリプションというのですが、ここの最適化も大切になります。もちろんタイトルが大切なのは言うまでもありません。タイトルは基本的に70文字以内、ディスクリプションは156文字以内と言われていますが、検索ボリュームによるのか結構まちまちだったりします。
また、もう一つ最適化出来ることとして緑色のURLの部分です。
ここのコントロール自体は結構難しいですが、パンくずの設定などでユーザーメリットの高さを打ち出せることが高いCTR、高い検索順位の向上に繋がります。
ランディングページ(初接触ページ)
ランディングページというと一般的には商品紹介の長いページをさすかもしれませんが、Analytics及び解析ツールでは、ユーザーが最初に接触をしたページのことを指します。
基本的にGoogleはユーザーがほしい情報がサイト内にあるかどうかで検索順位を決定しています。そのためランディングページ(初めてユーザーと接触したページ)がサイト訪問者の望む内容が記載さえれているのか、という点がかなり大切になります。
Analyticsの検索クエリを見た際に、ランディングページしているページと検索クエリのギャップが見つかるようであれば改善の余地ありということになります。
また、ユーザビリティを考えた際にはコンテンツの良質化というのは終わりなき旅なので気長にやりましょう。
次回はAnalyticsを使ってどのように分析が出来るかという記事を書きますね。