AdWords商品リスト広告を自動運用する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

「新しい」ウェブマーケティ ングがいかに優れているか、そして、旧来の人力でのウェブマーケがどれだけ非力かを紹介しました。今回は、AdWordsの広告メニューの一つである、AdWords商品リスト広告(PLA: Product Listing Ads)の、自動運用について書きます。

商品リスト広告(PLA)ってなに?

PLA

商品リスト広告(PLA)とはオレンジの枠の広告のことです。

通常のリスティング広告と違い、商品単位の広告になっており、画像が出るのが特徴です。配信はAdWordsの管理画面より設定をすることができます。ただ、原稿(商品内容)に関しては別途MerchantCenterにて商品を登録する必要があります。

MerchantCenterの登録に関しては、また別の機会の紹介しますね!初めてだと少々手間取ります。

この広告は、商品単位の広告なので、もちろん商品単位での入札が可能です。

メリットとしては、リスティングが基本的にキーワードでの表示に対して画像で訴求できるというのは大きなメリットで、テキスト型の広告と比較してなんと2倍ものクリック率が期待できます。

また、商品リスト広告(PLA)の平均クリック単価は@12円と格安&従来のテキストでの広告配信と同時での配信が可能です。

※2013年時のGoogleからの数値です。

しかし、多くのECサイトが、大量の商品を抱えており、商品単位で入札をして最適化するのは在庫の数や広告の登録数からしても現実的に無理です。少し進んだところで、カテゴリー単位(例えば、ファッ ションECの場合、『ワンピース』など)で入札に違いを出しているくらいです。

 

商品リスト広告を自動化する?

それでは商品数や広告数が多いクライアントはどうしているのでしょうか。

具体例を挙げて説明しましょう。

アメリカで一番この商品リスト広告を利用している企業で、Walmartというモールやスー パーを展開している企業があります。以下のロゴ、皆様も1回はどこかで見たことあるかと 思います。(西友はこのウォルマートの傘下です。)

扱っている商品数も半端ないので、この商品リスト広告で販促している商品数も、2013年の時点で、約13万点と膨大な数です。

さて、この13万点もの広告を、Walmartはどのように運用しているのでしょうか?

 

答えは、、、

『 13万点全部を一つ一つ最適化している 』

可能性が、非常に高いです。

(実際にWalmartに確認した訳ではないので、Walmart関係者以外確かなことは言えないと いう事情、ご容赦下さい。ただ、参考資料の、AdWords Communityにもあるように、多く のウェブ上記事で、そのことを証言するものが散見されます。)

 

これを、どのように実現するのか?

以前にも多少触れた、AdWordsAPIがその答えです。

プログラミングで13万点一つ一つの投資対効果を見て、自動的に入札を調整する処理が永遠と繰り返され、最小限の投資(人件費的な点です)で、最大限のリターンを得るということが実現されています。

旧来のウェブマーケでできることは、空いた時間でせいぜい 数百点のインパクトの大きい商品の単価調整をするくらいです。

他方、AdWordsAPI(プログラミング×ウェブマーケティング)ができれば、13万点だろうが全商品を、毎日、寸分の狂いもなく、ルールに従っ て処理することができます。

運用する人間にとって、<時間>と<正確さ>は常に意識しなければなりません。

今のウェブマーケティング担当者に、プログラマーになって欲しい、と言っている訳ではありません。そのよ うなことができることを知り、それを実現できるような組織を作ることが結果的に自分の給料を上げる鍵になりそうですね!

Website Magazine:Walmart Leads in Google PLA Impressions

http://www.websitemagazine.com/content/blogs/posts/archive/2013/07/15/walmart­leads­the ­pla­way.aspx

http://news.livedoor.com/article/detail/9479596/

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*