Analyticsを使ってサイト改善 ソーシャルの分析と対策②Facebookページ

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Facebookページ分析

前回からソーシャルメディアからの流入に対しての記事を書かせていただきましたが、実際アナリティクス上で確認できる内容はFacebookもしくはTwitterなどのソーシャルメディアからサイト内に流入してからの動きまでに限られます。

というのも結局アナリティクスはサイト内計測ツールなので、FacebookページやTwitter内での施策などの分析はできません。そのため今回はFacebookページの分析をしたいと思います。その次はTwitterの分析をします。

Facebookページの分析

Facebookは外部ツールが非常に限られています。ただ、その分公式の分析ツールが結構使えるのでこちらを使えばかなり細かな分析が可能です。

Facebookページの分析は【インサイト】という点からみることが可能です。

こちらは僕が勉強用に作成した浅野いにおさんのファンページになります。

URL:https://www.facebook.com/osaoiniofansite/

上部のインサイトというところから、Facebookページの管理画面となります。

利用者の属性を調べる

Facebookページ > インサイト > 利用者

いいね!の増減を調べる

Facebookページ > インサイト > いいね! 

右上に少々わかりづらいのですが、期間が選択できるのでこちらから選ぶことも可能です。


また、僕のはかなり数値が少ないのでイマイチなのですが、概要に【最近5件の投稿】という項目がありますので、こちらからどの投稿がどれくらいのユーザーにリーチしているのかが分かります。

エンゲージメント、リーチ、エッジランクとは

Facebookで分析をしようとすると独自の言い回しが出て来ます。

よくあるキーワードがエンゲージメントとリーチ、エッジランクです。順を追って説明します。

エンゲージメント(交流度)

エンゲージメントとはいいね!やコメント、シェアをされることを指します。

ソーシャルメディア独自の言い方になりますが、Facebookページでされた投稿がどれくらいいいね!などユーザーのアクションがついたのかというものになります。

派生した言葉ですがエンゲージメント率は下記の計算式から求められます。

(いいね!数+コメント数+シェア数)÷投稿数÷ファン総数

例えば、1000人のファンがいるとして、投稿1件に対して100人がいいね!を押し、30人がコメントを書いて、5人がシェアした場合のエンゲージメント率は13.5%となります。簡単に考えるならエンゲージメントが高くなるような投稿をするとよい、ということですね。

リーチとは

リーチとはTwitterでも使われるキーワードですが、どれくらいのユーザーに届いたかを知るための数値です。

Facebookページのリーチはおよそ2%〜38%の間で分布しており、リーチの平均は16%と言われています。

    • オーガニックリーチ:Facebookページ、ニュースフィード、リアルタイムフィードのいずれかでコンテンツを見たユニークユーザー数のことを指します。
    • 口コミリーチ:友だちのアクションによって、コンテンツを見たユニークユーザー数を指します。
    • 有料リーチ:ページのコンテンツに関連するFacebook広告またはスポンサー記事を見たユニークユーザー数を指します。

リーチ率の高い投稿はエッジランクの向上を見込めるので、結果的に露出が増えることになります。

投稿をする際にもリーチを意識して、投稿時間をテストしてみたり、インサイトから分析してターゲットに合うような投稿をしてみたり、記事内にシェアなどのエンゲージメントをさせるような呼びかけをしてみることで向上を図ることが可能です。・

エッジランクとは

なかなか聞き慣れない言葉ですが、リスティングなどでいう品質ランク、品質インデックスをイメージされると分かりやすいです。要するに関連度の高いもの、ユーザーメリットが高いものほど優遇するよというものです。

エッジランクは「親密度」・「重み」・「経過時間」の3つの要素のかけ合わせで計算されています。

親密度(affinity score)とは

そのユーザーとFacebookページがどれくら親密かどうかを数値化しているものです。これは見ることは出来ませんが、スコアを上げるにはコメント、いいねとのエンゲージメントの数が重要になってきます。また、Facebookページにユーザーがプロフィールページを閲覧することでもスコアが加算されます。

重み(Weight)とは

こちらもエンゲージメントの要素になりますが、どれくらいの数(気持ち的な重み)があるのかをスコア化しているものです。

例えば、いいね!よりもコメントの方が重みがあります。それはユーザーから見た際に(気持ち的な)重みが違うのです。

また、数も大事となっていて、そりゃ3いいね!よりも30いいね!の方がユーザーメリットが高そうですよね。このエンゲージメントの質と数がWeightには大切です。

経過時間(Time)とは

「投稿がポストされてからの経過時間」と、「リアクションが付いてからの経過時間」の2つが見られます。より最近のほうがスコアが高くなります。例えば、1週間前にポストされた投稿はニュースフィードに表示されにくくなりますが、その投稿に数秒前に「いいね!」がつけば表示されます。

参考:Facebookの「エッジランク」の3要素と、各要素の優先順位

この3要素を考えながらFacebookページの運用をすることで、結果的にバズりやすく、サイトの流入数を増やすことに繋がります。

色々と勉強することが多いですね!

 

ほな・・・

また。

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