ジョコビッチの生まれ変わる食事が人生を変えるかも

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ジョコビッチの生まれ変わる食事

ノバク・ジョコビッチというプロテニスプレーヤーをご存知でしょうか。

近年錦織圭選手が世界のトップランカーと戦っているニュースが連日放送されていますが、現在(2016年3月時点)では世界ランク1位の最強のテニスプレイヤーです。そのジョコビッチに関する本が出ています。それが「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本で、いま密かに人気を博しています。

この本を読むまでジョコビッチのことはテニスプレイヤーくらいしか知りませんでしたが、実はかなりの苦労人でした。

元々セルビアで生まれたジョコビッチは、少年時代にコソボ紛争を経験しており、12歳の頃には空爆を経験しています。
「(空爆の)2カ月間はほぼ毎日、頭上を飛行機が通り過ぎて行くテニスコートで1日を過ごしていた」と本書の中でもあるように幼少期にこのような経験をしていながら現在の世界最高のテニスプレイヤーにまで上り詰めたのは、並々ならぬ努力があったからです。

ただ、ジョコビッチが本の中で「呪い」と表現しているものがあります。それが「グルテン」です。本書では非常に分かりやすくグルテンに対する知識と対策についてのことが書かれています。また、プロアスリートだからということで自分とは違うということは無いです。むしろ正しい知識をしっかりとつければ日常生活で自分のパフォーマンスを向上させるきっかけになります。

なぜジョコビッチが食事の本をだしたのか?

ジョコビッチはプロテニスプレーヤーとして常に順風満帆な経歴を送っていたわけではありません。大きな試合や強敵との対戦中に原因不明の「呪い」に悩まされていたのです。

この「呪い」が発生してしまうと、何かが鼻をつまんでいる様に息が出来なくなり、足にはコンクリートを流されたように重くなり、頭には霧がかかった様に考えられなくなるなどの症状が出てしまったのです。

本の中には記載がありますが、あるトレーナーは「調整不足」といい、あるトレーナーは「メンタルの弱さ」と言い切ったそうです。ただ、ジョコビッチは他の選手よりも圧倒的に負荷を高めたトレーニングを行い、メンタルトレーニングも行ったものの改善が出来なかったのです。

ただ、あるキッカケからタイトルを10個獲得し、グランドスラムで3勝、そして43連勝をすることが出来たのです。

それが「グルテン(小麦に含まれているタンパク質)」を除くということだけだったのです。

同じ悩みを持っている人、自身のパフォーマンスを向上させたい人をサポートするべく、ジョコビッチはこの本を出したのです。

グルテン(小麦のタンパク質)が引き起こす症状

近年グルテンに関しての本は多く出ています。僕がグルテンが引き起こす症状を知ったのは下記のまとめでした。

ガリガリで困ってる人に教えてあげる

このまとめでは、太れない原因にグルテンがあるという題目でのまとめですが、ぼくにあてはまる症状が数多くありました。

  1. 胃腸の不調。ガスっぽかったり、下痢や便秘が続いたり。グルテンを食べた後に便秘をする子供。
  2. .毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)(keratosis pilaris)鳥肌のような状態
  3.  疲労感やブレインフォグ(脳にもやがかかったような状態をブレインフォグと言います)、小麦粉を含む食事をした後の疲労
  4. 自己免疫疾患
  5. 脳神経的症状(めまいやバランス感覚の喪失)
  6. ホルモンバランスの崩れ
  7. 偏頭痛
  8. 慢性疲労
  9. 肌の炎症
  10. 気分のむらや不安感、うつ、ADHDぽい症状

僕は1,3,6,8,9,10の症状があてはまりました。この3のブレイクフォグという状態がここ数年悩んでいたものだったので、小麦が原因かもしれないということが分かっただけでも、長年の悩みが解決に近づきました。

他にも鼻づまり(慢性鼻炎)などの症状も出るようです。

それからグルテンに関する情報を調べてる中で、この「ジョコビッチの生まれ変わる食事」に出会いました。

ジョコビッチは、試合を見ていた栄養学者のセトジェヴィッチ博士から連絡をもらい自分がグルテン不耐性という事実に気がつくという話(実話)です。

グルテン(小麦)の何が問題なのか?

グルテンという名称由来は糊(グルー)と言われています。

グルテンが脳に炎症を起こす

そのグルテンが体内に入ると、幾つかの作用があります。ます摂取したグルテンは胃を通過して小腸・大腸を含む腸全体で吸収され、その際に腸のじゅう毛組織に炎症が生じて、破壊されます。その破壊された箇所から腸内細菌が放つ毒素が腸に運ばれることによって、脳に炎症が発生します。

腸と脳には非常に密接な関係を持っています。僕もこの本を読んで初めて知ることができました。

腸は第2の脳。腸に関する10の豆知識

グルテンが禁断症状を起こす

また、最終的に脳のオピオイド受容体という箇所と結合されるとモルヒネ状の成分が発生することで感情的な高ぶりを発生させます。当然急激に高まった感情は急激に下がることになり禁断症状のような症状を発生させるのです。グルテン(小麦)を食べたい、摂りたいという感情はもしかしたらあなたが小麦の禁断症状かもしれません。

グルテンが血糖値の上昇を引き起こす

さらにグルテンなどの炭水化物や糖分は、血糖値の変化をもたらします。この血糖値の上昇が急激である場合、血糖値を抑えるためインスリンが必要以上に分泌されます。過剰に分泌されたインスリンにより、血糖値は下がるだけでなく食事を取る以前の血糖値より下がってしまいます。血糖値が低くなると、だるさや倦怠感と言った疲労や眠気を引き起こします。

更にインスリンの分泌を過剰にさせるため内臓は疲弊し、蓄積された内臓脂肪は毒素を出すことで更に内臓にダメージを与え、本来吸収するべき栄養素を十分に摂取できなくなります。

なんと5人に1人はグルテン不耐性

らしいです。

本の中ではELISAというアレルギー検査を紹介していて、グルテン含めアレルギー反応があるかどうかを調べることができますが、まず2週間小麦を断ってみることを推奨しています。

僕も元々パスタやラーメンが大好物なので、自分がグルテン不耐性だったと考えたら本当に恐ろしかったのですが、実際に2週間やめてみたら目覚めも良くなりましたし、数ヶ月前と比較して頭がクリアになったのが分かります。

また、悩んでいたニキビが一気に出来なくなったのはおそらく関係があったのではないかなと思います。

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事を読んで

今回の記事では主にグルテンに関する内容の抜粋になってしまいましたが、本の楽しみ方として食事方法はもちろんのことプロアスリートとしてのジョコビッチの半生とプロとしての意識の高さから日常生活においてもパフォーマンスを考えることの大切さに気がつくキッカケをくれる本です。

食生活なんて今まで全く気にしない生活を送ってきました。

ただ、グルテン一つだけでも自分のカラダに変化が実感出来たのはまさに驚きで、食生活が自分のパフォーマンスを作っていると思えば、考えないわけに行かなくなります。

1回2週間グルテンフリーをしてもらえれば今後の食生活を変えようという意識になるはずです!

本書にはグルテンを取らない食事方法が多く載ってありますのでぜひぜひ読んでみてください。

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