
突然ですが、ジョン・ワナメーカーというひとをご存知でしょうか。
ペンシルバニア州フィラデルフィア出身の百貨店経営者、宗教指導者、政治家。「マーケティングにおける先駆者」ともいわれる。アメリカで郵政長官も務めたと言われている方です。
この人、「近代広告の父」と呼ばれている方らしくアメリカのデパートで財をなした実業家の方らしいです。
ジョン・ワナメーカーの名言の中に「広告費の半分は無駄だということは分かっている、問題はどちらの半分かがわからないことだ」という言葉を残すくらいテクノロジーのない広告は、効果測定が出来ていませんでした。
そう、何が判断になるのか、それがコンバージョン計測です。
ちなみにこのシリーズの過去の記事はこちらです。
リスティングのコンバージョン計測の大切さ
むしろ現在でも紙媒体やテレビなど正確な効果測定できてないものが多い状況です。
物事をAとBで切り分けた場合、Aが効果がいいのか。Bが効果がいいのかわからなくては改善のしようがありません。
どちらが無駄なのかを明確にすることによって効果の改善が見込めます。
切り分けることが出来るメリットはこちらです。
- 予算が半分になる
- その予算を一方に寄せれる
半分の予算が消え、一方が倍になるチャンスになる。
なんか聞いたことありませんか?これですよ!↓
大切なのはコンバージョン計測をしっかりと行うことです。
コンバージョン計測を正常にすることでリスティング経由からのユーザーがどのキーワードが効果的なのか、非効率なのかということが分かれば更に効率的に広告を出すことが可能です。
「広告を出したら申し込みが増えたような気がします。効果はあったのでしょうか?」というお悩みが某サイトで上がっていましたが、ただのバカです。
自分のお金で広告を出しているならもっとシビアに見るべきですが、意外とこの考えの人は多いのが怖い。自分で買ったもの(広告)がどんな価値(効果)なのか調べるだけです。
コンバージョンタグの埋め方
コンバージョンタグの設置方法に関しては色々なサイトで設定方法が書いてあるので調べて貰えればすぐに分かります。
わざわざ今回の記事では紹介しません。
Yahoo:アカウントにログイン後、ツール>コンバージョン測定>新規設定>タグを取得
Google:アカウントにログイン後、運用ツール>コンバージョントラッキング>+コンバージョン>コード
管理画面から発行して目的とするサンクスページのソースに貼り付けるだけです。
参考 ▶ 初心者でも大丈夫 コンバージョンタグの基礎を徹底解説
コンバージョン計測のタイミングとは?
コンバージョンの計測期間のデフォルト設定では、Yahoo!リスティング広告は45日間となっていて、GoogleAdWordsは広告をクリックしてから30日間になります。
結構認識が間違っているひとが多いので復習なのですがリスティング広告でのコンバージョン計測のタイミングは注文があったタイミングではなく、最終的に広告をクリックしたタイミングとなります。
そのため1月1日に広告をクリックしてCookieを保持したまま、ブックマークから再度アクセスした1月5日に商品を購入(コンバージョン)した場合、実際に商品が購入されたのは1月5日ですが、管理画面上では1月1日にコンバージョンがカウントされます。
そのため過去の管理画面にコンバージョンが増えてく感じなのでちょっと不思議な感じですよね。
ただ、アフィリエイトなどのコンバージョンは基本的に購入時(上記例なら1月5日)に管理画面上にカウントされるのでそこんところも要注意です。
念のための復習でした~。