Analyticsを使ってサイト改善 おすすめセグメント3つ

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Analyticsセグメント

ここまでAnalyticsを触らずに分析をする意味というところで、目標設定とKPIの設定についての記事を書かせていただきましたが、今回から実際にAnalyticsを用いてみます。データの改善に繋がる材料集めとしてアナリティクスの「セグメント」の見方に関する方法です。

アナリティクスのセグメントとは?

そこまでウェブに携わったことがない人からすると「セグメント」ってはてな?という感じかなと思います。

セグメントとは、部分、断片、分割する、などの意味を持つ英単語。全体をいくつかに分割したうちの一つ。

引用:IT用語時点

ちょっと難しく聞こえますが、全体というよりも部分的なとか限定的なという意味です。

例えばサイト流入者の中で女性の割合はどれくらい?という場合などは、全体を100とした際の女性という部分に限定したセグメントという様になります。もしくはサイト流入者の中でリピートユーザー(再訪問者)はどれくらいかという指標です。

セグメントした内容での分析ができると前の記事になりますが、KPIの設定も非常に楽に構成が出来るのと内容に具体性が増します。

今回は分析の際に使えるおすすめのアナリティクスセグメント例を紹介しますので使ってみてください。

直帰ページ×入り口ページのセグメント

最初のおすすめセグメントはユーザーとの最初の接触であるランディングページです。ランディングページとは通販などでは一枚の長い商品紹介のページがありますが、アナリティクスにおけるランディングページというのはユーザーがサイトのコンテンツに最初に接触したページのことをさします。

見方はこちらです

Analytics > レポート > 行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ

アナリティクス直帰率

こちらの内容を例に考えてみます。6位の0.19%は設定ミスなので一旦スルーでお願いいたします。

プロモーションに使用しているページのアナリティクスのため、直帰率が非常に高いですね。通常のブログなどの基準の直帰率は50%が一定のラインらしいです。

直帰率とは、ランディングページ(最初のページ)に遷移してから他のページに遷移せずに離脱した割合です。

もし直帰率の改善をするのであれば、上位のページから順に改善を行うべきです。他の順位のコンテンツと比較して最も影響度が大きいためです。

それではどのように直帰率を改善するべきなのかということですが、基本的にはコンテンツの質やページ内の回遊性を高めるのも一つの手と成りますが、アナリティクス上でもう一つ確認すべき点があります。

それが「流入元」の確認です。

もしかしたら「リンク先に設定しているページに誤りがある」ことや「内容に誤りがある」のかもしれませんので一度確認をしてみます。

流入元ごとの直帰率を見る方法はこちらです。

Analytics > レポート > 行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ > セカンダリディメンションからプルダウンで流入元を参照

流入元アナリティクス

こんな感じで流入元の媒体を見ることが出来るようになります。リスティングなどであればキーワードや広告文に問題がある(正しくは改善できる余地がある)かもしれません。

 

コンバージョン×閲覧ページのセグメント

コンバージョン地点の設定に関しては、それぞれによって異なると思います。

ECサイトなどであれば基本的に商品の購入という地点がコンバージョンになると思いますが、ブログなどの場合はそれぞれによります。ブログによっては3つ以上の記事を見たユーザーなどでアナリティクス上で管理の出来る設定にする方が多いようです。

アナリティクスでの見方はこちらです。

Analytics > レポート > 行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ > 上部オレンジのセグメントからコンバージョンが達成されたセッション

こちらでどのコンテンツがコンバージョンに対しての貢献度が高いのかを分析することが出来るようになります。

ECサイトの場合、最終目的としては売上となると流入数が多いのは良し悪しの基準とはなりません。コンバージョンの貢献度が高い施策に力を入れる、もしくはそれ以外のコンテンツへの改善案を出す際にコンバージョン貢献度の高い施策をやってみるということが考えられます。

ブログなどの場合だと目標を「3つ以上の記事を見たユーザー」などで設定した場合、「参考記事の参照を付け加える」、「連載中などの注意をひくようなコンテンツ作成を行う」などコンバージョンの貢献度からコンテンツの改善を考えることが出来るようになります。

トレンド×セグメントの合わせ技

こちらまだ、個人的に経験が少ないのですが、ブログなどでバズった際や、ECサイトなどの場合でテレビなどの紹介をされた場合に明らかに流入ボリュームが増えることがあります。

アナリティクス上では「特異点」が出来ます。

その際は

Analytics > レポート > 行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ > 上部オレンジのセグメントから参照トラフィック や ノーリファラー や検索トラフィック

というようにセグメントを組み合わせることによって、はてブやFacebookで流行っているのか、検索トラフィックが急上昇しているのはテレビで紹介されたからかなどの判断をすることが出来るようになります。

長期間でデータの分析を行った際に「特異点」があると平均化した際に正しいデータの分析というのが難しいので、頭のなかにいれて分析を行ったほうがよいです。

 

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