
アプリの利用が一般的になってきている中で、既存のフレームワークの革命が起きている分野があります。
それが、メルマガです。
アプリの進展で、メルマガの存在感が薄れつつあり代わりにアプリのプッシュ通知の存在感が拡大しつつあります。某メールをメインで広告を受けていた媒体社さんは元気がなくなってきたような気がします。
1タップで即サイトへ
プッシュ通知の何がすごいのか?それは1タップで即サイトにアクセスできることです。
メルマガの場合、メーラーを立ち上げる動作がどうしても発生してしまいますが、プッシュ通知はその手間さえも省いてしまった点で革命的です。ユーザーが離脱するタイミングを減らすというのは流入数を増やす上で大切です。
また、ユーザーによってはメーラーすら開かずそのまま放置になってしまうこともありますが、プッシュ通知の場合は、スマホさえいじっていれば、確実にリーチができる点からも、メルマガに比較して優れています。
なぜ、プッシュ通知を企業がこぞって採用しているのか?
何か新しいサービスが勃興するには、それを提供する企業が増えることが肝心です。
いくらユーザにニーズがあっても、企業側が「コストが嵩む」と投げてしまえば、それは世の中に広まらないのが常です。だからGoogleなどはあれだけの基本無償でサービス提供してますしね。
アプリプラットフォームを提供しているグーグルやアップルが仕組んでいるのかどうかは分かりませんが、プッシュ通知はその点、世の中に広まることが運命づけられたようなものです。
プッシュ通知は、コストがめちゃくちゃ安いのです。
というか、メルマガ配信サービスはお金がかかります。
月100万通くらい送りたいのであれば、初期設定に100万円、月々30万円位かかるのが普通です。これが、例えばアプリで月100万配信※ならいくらなのか…初期、ランニングともに、0円でも可能です!極論ですが。。
(参考:Growth Push https://growthpush.com/plans )
※正確には、100万リクエストです。
上記の参考はプッシュ通知サービスの大元なので、アプリベンダーに頼む場合はこれからマージンが載ってきますが元々が100万リクエストまで無料、そこから超えてきても数万円程度の持ち出しなのでマージンを加味しても安く仕上がる、ということです。
高度なアプリのプログラミングをできる技術を持っているところだったらプッシュ通知のプログラムを組むことができれば、どんだけプッシュ配信をしても、何の料金もかからないということも可能です。
まず企業サイドからプッシュ通知が広がり、それがユーザにも浸透したのが、分かりますね。
この点、メルマガに比べるとやりやすい点です。
企業のユーザー告知への取り組みの変化
その反面、前述したような理由でメルマガへの特に新規参入が減少しており、そのユーザへの影響度合いが目に見えて低下しています。メルマガからの広告媒体のCTRは感覚的にも下がっている印象です。
特に通販系だったら、メールは会員登録や注文完了の為だけに持っていて販促的なないようはほぼプッシュ通知、もしくは、LINE企業公式アカウントから受け取る、というような棲み分けもユーザの間で起きてきているようです。
これは個人の話なのでですが先日、30歳くらいでメールアドレスを『1つも』持たない人がいて、びっくりしました。
なんでも特に通販もやらないので、Yahoo!メールやGmailなどフリーのメールアドレスももってなく、スマホに切り替えた時にキャリアメールも見なくなったそうです。電話番号だけあれば、LINEで連絡できるので、日常はそれでやりとりをしているのだと。
メールマガジン、というよりも、メール、というインフラ自体の存在意義が、揺らぎ始めているのかも知れません。
ということで。ほな・・・また。